こんばんは。
各地を旅行した際にどこに泊まるかは悩みのタネで、当地を満喫できる旅館からシティホテル、ユースホステルと様々な選択肢があり、迷ってしまいます。
今回は東京旅行の際に利用した、寝台列車風ホステルの話です。
北斗星とは
北斗星はかつて上野〜札幌感を16時間かけて走行していた寝台列車で、寝台の他、個室(1人用・2人用)寝台や食堂車、ロビーカー、シャワー室を備えていました。
1988年3月に運行開始し、2015年8月の臨時運行を最後に運行終了。同年12月に「Train Hostel 北斗星」として営業を開始しました。
余談ですが、2010年代に寝台列車が軒並み廃止となり、現行寝台列車は豪華寝台列車を除けば山陰・四国と東京を結ぶ「サンライズ瀬戸/出雲」のみとなりました。
サンライズに乗った時の話はまた今度にでも。
建物内の施設や様子
1回で受付を済ませ、寝台コンパートメントを模した3階〜5階の客室に向かいます。客室は施錠されており、チェックイン時に鍵番号が伝えられます。
▲客室の扉の様子
▲コンパートメントの様子
▲ベッドの様子
開放2段式B寝台と呼ばれる形式で、受付時に上もしくは下が指示されます。冗談の場合、壁にかけられたハシゴで登ります。
部屋はおよそ30名程度が寝泊まりできるようになっており、手前には貴重品用ロッカーが、奥には手洗いとトイレが設けられています。トイレの個室には個室表示がされており、列車で使われていた鍵がそのまま残されています。
受付後は特に案内もなく、ホステルらしく自分でベッドを探します。それがのちにトラブル?の元にもなったようで。。。
2階には食堂車「グランシャリオ」を模した食堂・キッチンがあり、食事や談話に利用が可能です。
6階にはシャワールームがあり、こちらも24時間利用可能です。
寝心地
ヨーロッパ旅行中の寝台やサンライズでは布団もなく、ベッドに直寝でしたが、なんとこの寝台には布団が準備してあります。
備え付けの敷布団と掛け布団がセッティングしてあるので、シーツをかけて利用します。連泊で一定日数以上だと、交換してもらえるようです。
深夜の改札
夜中3時頃、話声に目を覚ますと、何か所かのベッドに係の人が検札に来ていました。
おお、凝っているなと感心しましたが、どうやら話を聞いていると、
何名かが席を誤認しており、帰ってきて寝ようとしたら人が寝ていると連絡したようでした。
こんな時間から移動させられて災難だな、新幹線や飛行機みたいにトラブル回避用の移動指示でもされるのかなと思っていたところ、関係者各位を全員起こし、玉突き式に移動させることとなりました。
「予約で空きがないので正しい場所に玉突き式に移動してほしい」との驚きのコメント付きで。。。
なんというか、驚きの展開でした…
おわりに
ビジネスホテルや普通のユースホステルに飽きた方にはおススメです。1泊4000円前後で宿泊可能です。
▲入り口の様子。馬喰町(ばくろちょう)の駅すぐ
したらば。