こんばんは。
普段している事、行っているところ、
着ているものが着物になるとどう変わるのか。
着物語(きものがたり)の第2弾、今回は車の運転です。
結論から言うと、着物を着ていても車の運転は、十分可能です。
とはいえ課題が何もないかと言えば嘘になります。
1、履物
自動車の運転に関しては、道路交通法のほか、
各都道府県の施工細則や各種条例の制約を受けます。
都道府県によっては履物について細かな指定があることもあります。
例えば兵庫県では、
第9条(遵守事項)の7に以下のような規定があります。
げた、その他安全な運転に支障のあるものを履いて、自動車又は原動機付自転車を運転しないこと。
このように禁止事項があり、各都道府県によって、
下駄がダメ、踵が覆われていない物がダメ、
などの場合があり、確認する必要があります。
運転時にはスニーカーや草鞋、ナースシューズのような、
法令に適した履物を履く必要があります。
また、履き替えた下駄や草履は助手席やラゲッジに置き、
運転席の足元に置くようなことはやめましょう。事故の元です。
2、袂
長着の袖や羽織の袂にも注意が必要です。
直接的に法令・条例違反となることは少ないですが、
サイドブレーキやシフトノブなど、車内のレバーに引っかかり思わぬ事故を起こしたり、
着物自体にダメージを与えてしまう危険性があります。
解決方法としては、たくし上げる、たすきがけにする、などがあります。
普段袂に腰紐を1本入れておき、運転前にたすきがけにしてしまうのが楽でいいです。
慣れるとすぐ結ぶことができます。
3、乗り降り
乗り降りの際、自分の裾を踏んでこけてしまったり、
足が上がらずつまづいたり、裾や袖を挟んだり…枚挙にいとまがありません。
まず車に平行に立ち、ゆっくりと座席に横向きに腰を落とします。
その際、頭を打たないように気をつけましょう。
腰掛けたら、足を上げ、腰からくるっと回るように正面を向き、
裾を直し、腰掛け直します。
こうすることで、頭と裾を守り、スマートに着席することがきます。
私が車に乗るにあたって気になったのは上記3点でした。
普段から袴ばきのため、着物単体ではまた違ってくるのかもしれませんね。
車に乗る機会は多いですし、また色々試していきたいですね。
したらば。