外装慣らしの被害を軽減するためには

こんばんは。
季節が深まり気温が下がるとバイクに乗らなくなるものですが、
今年は幾分か冬にもかかわらず気温が高めのため、
例年より乗っている期間が長い、という方も多いのではないでしょうか。

さてバッテリー上がりが心配な冬ですが、
路面の状況が悪くなり、運悪く外装慣らしをかますことも起こり得ます。

バイク 転倒

バッテリー上がりについて…(エンジン不動!冬のバッテリー上がり!

外装慣らしについて…(外装慣らしという悲劇

今回はそんな外装慣らしの被害を軽減するための方策についてのお話です。

さて外装慣らしの被害を軽減する方法については、
装備によってカバーする方法と、運転者の挙動でカバーするものがあります。

【装備による軽減方法】
1、エンジンガードの装備
1100エンジンガード
(Honda cb1100純正エンジンガード Hondaホームページより)

エンジンを覆うようなガードを装備し、転倒の際に車体を守る方法です。
例えばネイキッドタイプ。転倒の際ダイレクトにエンジンが地面に接吻をしますが、
エンジンガードによってガードを擦るだけで本体へのダメージを軽減することができる上、
かつまた車体と地面の間にスペースができるので、ライダーを守ることもできます。

しかし外見の見栄えが変わってしまう点や、
ガードがあるとはいえ車体への転倒衝撃は防ぎきることができません。
教習車みたい…なんて言われることもありますが。

2、フレームスライサーの装備
1300エンジンガード
 (Honda cb1300純正エンジンガード Hondaホームページより)

これもエンジンガードの一つです。
スライサーを付け、、転倒時に車体と本人を守る方法です。
レースでも用いられているように、スポーツタイプの車体に取り付け、
転倒時そのまま車体を滑らせていくことで車体と本人を守ります。
見た目にもスポーツ感を増強します。

しかしこれはレースのような安全地帯のある道路での滑走を目的としているので、
行動で転倒しスライドしていくのは却って危険かもしれません。
またスライサーの一点でダメージを吸収するため、
エンジンやフレームにダイレクトに衝撃が伝わります。

3、ライダーブーツ、シューズなど滑りにくい履物の装備
バイクに乗るとき、どのような装備をしているでしょうか。
これは足元を滑りにくい履物にすることで、踏ん張りをきかせる方法です。
これだけで防げるわけではありませんが、
いざという時の踏ん張りの補強に一役買います。

【ライダーの挙動による軽減方法】
1、急のつく制動、無理な運転をしない
公道走行時、安全運転に努めるのは言うまでもありませんが、
急のつく制動を排除することで、外装慣らしの危険を減らすことができます。
 急ブレーキで前輪がロックして…
 転回半径を過信して転回しようとして…
いずれも外装慣らしの定番パターンです。やめましょう。
なお急な飛び出しなど緊急事態にはその場合ではありません。
フルブレーキで止まりましょう。

2、車体特性・道路状況の把握
自分の乗っている車体の特性とは何か、きちんと把握することは事故の減少にもつながります。
転回半径はどうか、ブレーキの効き具合はどうか、前後ろのブレーキ比率はどれくらいが良いか…
走っている道路の広さはどうか、路面状況はどうか…
気にしすぎて他のことがおろそかになってはいけませんが、
これも大事な状況判断の助けになります。

以上そんなところでしょうか。
愛車に傷がつくのは悲しいことですが、傷とともに一緒にいる時間も刻まれていきます。
どうか安全運転で。

したらば。

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