第179回阪急阪神HD株主総会へ(2017年6月)

こんばんは。
西松屋に引き続き、関西開催の株主優待に参加してきました。
今回は阪急阪神ホールディングス(9042)で、例年通り梅田芸術劇場での開催です。

阪急阪神HDって?

関西の私鉄大手関西電鉄と阪神電鉄を中心とした交通部門のほか、ホテル部門、不動産部門、エンターテイメント事業部門からなる会社で、阪神タイガースや宝塚歌劇を所有している会社です。
熱烈なファンも多く、毎年ニュースにもなっています。
一部で「この手の質問」で盛り上がると経営に関する議題の話ができない、などの意見も一部ではあるみたいですが。

今年も早速新聞社の記事が上がっています。
【阪神】“巨人カラー”の電鉄車両に批判の声も…阪急阪神HD株主総会(スポーツ報知)
阪神の急行系電車はなぜ巨人カラーなんだ? 株主総会で直球質問 電鉄側の答弁は…(産経west)

株主総会当日

会場は梅田劇場メインホール。阪急梅田駅茶屋町口を出て、徒歩数分。茶屋町アプローズタワー内で受付を行い、梅田芸術劇場で議事が進行します。

阪急梅田から茶屋町アプローズタワーへ

会場の梅田芸術劇場

株主総会の流れ

9時に受付を開始し、10時に開会が宣言されました。梅田芸術劇場メインホールは3階席までありますが、定員に達すると第2会場に案内されるようです。9時半の段階で3階席が半分くらい埋まっていました。

総会の流れはオーソドックスなもので、
 ・開会・成立宣言
 ・監査報告
 ・事業報告(30分程度の映像)
 ・決議事項の説明
 ・事前提出の質問への回答
 ・質疑応答
 ・決議
 ・役員紹介、閉会
といった感じです。

質疑応答の内容

質疑応答はブロックごとに挙手し、議長が指名する方式です。今回は第1・第2会場全部で22名。
簡単に以下に内容をまとめます。

1、大阪市営地下鉄との連携、有料特急の導入、発車ベル・メロディーについて
2、社長賛美、街づくりと安全・安心の担保について
3、阪急バスに関すること
4、阪急電鉄の回数券について
5、阪神電鉄の車両リニューアルと車体カラーについて(報道)
6、長期ビジョンについて
7、社会貢献活動、高齢者向けサービスについて
8、鉄道事業、バス事業、ホテル事業、阪急交通社について
9、高架化、回数券、労働争議について
10、駅での案内不備について
11、バス旅行について
12、株価、配当、優待について
13、優待について
14、鉄道の安全及び快適性、駅構内トイレについて
15、優先座席に関する車内アナウンスについて
16、安全運転、バリアフリー、小林一三の心について
17、長期ビジョン、調達先、今後の展望について
18、阪急不動産および阪急電鉄のあるべき姿について
19、阪急電鉄新社長について
20、阪神タイガースについて
21、阪急と阪神の車両乗り入れ、安全管理について
22、人身事故に関することについて

今年の印象は「安心・安全」について特に興味が強かったと思います。阪神タイガースが好調?で特に大きな文句が出なかったのも大きいと思いますが、社としての安全に対する対策がいくつか求められていました。
また株主総会に出ていて思うのは、『一利用者として抱いている、普段誰にぶつけていいかわからない不満について、いい機会だから経営陣にぶつけるんだ』という思いで参加している層が一定数いるのかなという印象を抱きます。とりわけ鉄道という日常的に利用する機関だからというのもあるのでしょうけど。
高齢者が社会とのつながりを持てるいい機会だとも思いますが、一定の割合でよくわからない経営者賛美や自分語りをしてヤジが飛ぶというシーンもよく見られます。

株主総会で得たもの

来年度に向けた情報として、次年度は配当志向を25%から30%程度に引き上げ、1株当たりの配当を35円から40円に引き上げたい、とのことでした。

なお今年もお土産は鉄道用の金券で、ラガールカードに代わって発売されているRailwayカード500円分でした。

したらば。

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